日々、オーダーメイドインソールを作製させて頂いています。
オーダーメイドインソールとは、靴の中敷きです。これをオーダーメイドで作ります。
一人一人、足形も骨格も体型も身体の捻れ歪みトラブルも異なります。
身体で唯一地面に設置している足裏。ここで立っています。
皆さんの身長、体重は如何ですか？この全身、全体重をこの20数センチで支え、コントロールしています。
小さくないですか？この全身、全体重を支えコントロールしていると言う大役に対して20数センチって。。。
この小さな足で全身を支えコントロールしているので、足の体重を掛ける位置、バランスが物凄く全身に影響していることが分かると思います。
オーダーメイドインソールとは、この足への体重の掛け方を正しい位置に掛かるよう作製します。
多くの方々は、あまりこのことに関して考えていません。
多くの方々が、自分は真っ直ぐ立っているはずで、真っ直ぐ歩けていると思っているのです。
では何故、身体にトラブルが起こるのでしょう？
それは、正しく身体を使えていないからです。
立つ、歩くは人間の基本動作です。この基本動作が正しく行われていれば、多少体制が悪く過ごしてしまったとしても、正しくたち歩き身体を正しく動かせば良い位置にリセットされます。
正しい立ち方歩き方は、殆どの方々が習っていませんし、習っていたとしてもトラブルが起こると言う方は間違った動き使い方をしていると言うことです。
たとえ正しい使い方を習っていたとしても、自身が考えイメージしている動きと、実際の動きが異なる方も多いです。
現在の足型、身体は今まで使ってきた結果です。
足と身体を見ればどの様に動かしてきたのかが分かり、どこが悪くなるのかも分かります。
自ずと、どの様にしたら良くなるのかも分かるのです。
様々な健康法や意識はありますが、悪い姿勢や動きを意識して変えると言うことは、どこかに力を入れて力んでしまいます。
この力みが重心を上に上げてしまうことにもなりますし、力んだ部分の凝りや張りに繋がり、堂々巡りになります。
オーダーメイドインソールは、足裏の体重をかける位置を整えるので自然と力まずに良い姿勢へと導いてくてます。これがオーダーメイドインソールの利点で最も合理的な道具であると僕が強く思える理由です。
そして、道具は使い方です。
無意識に力まなくても姿勢が良くなったところで、それを正しい方向で使う事が大事で、これを今まで使っていた筋肉と意識が邪魔をします。
その意味で使い方、意識は必要になってきます。上記の姿勢を良くしようとする意識や力みとは全く別の意識になりますが、この意識や使い方が大事になってきます。
皆様のトラブル、腰痛、肩こり、背中の張り、偏頭痛、膝の痛み、内臓の不調、冷え性、浮腫み、etc。。。色々と取り組まれていて、その場は良くなっても何故繰り返すのですか？
それは、その場はほぐしたり整えたりでいっときは良い位置にいれるかもしれませんが、今までと同じ使い方をしてしまうからまた戻ってしますのです。
どこか悪くて〇〇へ通っている。。。
これが答えで、通っていると言うことは改善されていないと言うことです。
オーダーメイドインソールは、このトラブルの原因となる動きを整えるのです。その動きの原因が姿勢であり、姿勢は唯一地面に設置している足裏の体重を掛ける位置で決まるので、オーダーメイドインソールで足の体重を掛ける位置を整えてあげる事が大事なのです。
オーダーメイドインソールが全身を整える事が出来る理由が分かっていただけたと思います。
先日もいらしたのですが、以前他社でオーダーメイドインソールを作製した事があるというお客様が、僕の作ったインソールが全然違うと感激してくださいました。
何故こんなに違うのですか？と聞かれましたが、様々な理由はありますが簡単に例えると、整えることが出来ると言うことは良くないものを作製したら悪くなると言うことで、ご飯やさんで言うと、美味しいご飯屋さんもあればそうでないご飯屋さんもあると言うのが簡単で分かりやすい例えだと思います。
良いオーダーメイドインソールを作製すると言うことは、履く方の身体に直接影響してくる事なので、正しい知識と技術が必要不可欠です。
正しい道具を作製する事が最低条件として出来た上で、その道具を正しく使うという事が履く方に大事になってくる事です。
僕はその道具を作る事、そしてその道具を一人一人が正しく使えるようちゃんと伝える事も大事で、この人の言う事なら信じて意識してみよう、やってみようと思ってもらえるような人間でなければいけないと思っています。
そんな想いを、父から、そして多くの方々から学びました。
宜しければhttps://www.footworks-tokyo.com/blog/1578/も読んで頂けると嬉しいです。
日々、このような想いで皆様の力に少しでもなれたらと思っております。
FOOTWORKS 森 健
