インソールを作製するための機械、グラインダー。
これがないと僕のインソールは作ることが出来ません。
実はこの機械、父から譲り受けました。
父は3台のグラインダーを持っていて、僕は一番小さなこの機会を譲り受けました。
このグラインダーは、僕が高校生の頃から父の元にありました。
そう考えると20年以上使っていることになります。
ちっとも壊れません。
このグラインダーを作ってくれた根元製作所は本当に信頼しています。
今日は、ちょっと粉塵の吸い込みが悪くなったので、中の消耗品を交換して頂きました。
シンプルな作りだからか、サッと交換して帰られました。
シンプルで、使い勝手が良く、壊れない。
正に最高の道具だと思います。
これから先も、出来る限りこの道具と共に(父の想いも)多くの方々の体を整える道具を作り続けていきたいと思います。
元々この機械は、スキー選手のブーツのインソールの調整用に父が購入しました。
父は多くのスキー選手のブーツも調整していました。
選手の命とも言えるブーツを、選手が滑った直後に調整し、またすぐそのフィーリングを試せるよう、スキー場のリフト乗り場にそんな場所が出来たらと、スキー場関係者と話し合い、場所を借りその行為を実現していました。
当時は僕もスキー選手をしていたので、この場所に多くの選手が出入りしていたことを覚えています。
スキーシーズンなので勿論寒く、ストーブがあり、そこでお餅を焼いて食べたことも覚えております。
選手を想い、その場でスキーブーツを調整出来るスペースを作ってしまう。。。
今考えると凄い事やってたなと想います。
選手が少しでもいい感覚で滑れるよう、その想いだけで動いていたのです。
運動をしない方々の普段のインソールもそう。
少しでも来てくれた方が良くなるよう想うこと。
この想いだけでやってきた父。
いつも父の想いと共に、インソールを作らせていただいてます。
そんな父との事を以前コラムに書いているので、まだ読まれていない方は是非読んでみて下さい。
https://www.footworks-tokyo.com/blog/1578/
FOOTWORKS 森